コアな健康日誌

MBTウォーキングショップ恵比寿コアのスタッフブログ。
MBTシューズ、サンダル、ブーツの最新情報から、美容・健康の話題までお届けします。
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ノームコアという流れ

珍しくファッションの話題を。

昨年からよく耳にするようになった「ノームコア」というファッションのスタイルをご存じでしょうか?
ノームコア(Normcore)は、普通(Normal)+究極(Hardcore)を組み合わせてつくれらた造語で、「究極の普通」と直訳されます。
ニューヨークから世界中に広まったと言われ、流行やブランドにとらわれず、ベーシックなアイテムを自分らしくお洒落に着るスタイルを指すようです。この自分らしく、という点がポイントです。

例としては、
・ソックス×サンダル
・スウェット、デニム
・パーカー、トレーナー
・つっかけ、スニーカー
・上質でコンフォータブルな素材
・ベーシックだけれど自分の身体に合ったシャツ
みたいな、飾らないファッションアイテムが挙げられます。

*イメージがわかない人は、ノームコアのキーワードで画像検索すると、いっぱいコーディネイトのサンプルが出てきます。

書いている私も、ファッションの街・恵比寿を、スウェットやリュックを背負ったスタイルで出社していますし、ドタ靴のMBTを履いて、無印良品のTシャツやアメアパのウェアをこよなく愛している…。(クラッチバッグとハイヒールで決めたお姉さんを、はやてのように追い越す時は、複雑な気分になるわけです)
ノームコア?あら、ひょっとして私のこと?と思いましたよ。ただ、日によって全然違う格好もしますし、特にベーシックを意識しているわけではありません。

モードも良いし、ファッショントレンドを楽しむのも良いと思うんですが、なんでもすぐに時代遅れにさせるような風潮はなんだかなぁ…と疲れてしまいます。周りを見ていても、いかにも流行りの服は買わなくなった人が多いと感じています。
もともと無難好きな日本人ですから、国内でもノームコア人口は増え続けると思われます。

故スティーブ・ジョブスや、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグがノームコアの代表としてよく挙げられています。
スティーブ・ジョブスなんかは、お洒落というよりは、完全に別の理由で同じアイテム(プレゼンの時は決まって、イッセイ・ミヤケの黒のモックタートルをブルージーンズにイン、足元はニューバのスニーカー)ばかり身につけていたという話ですが、それもひとつのこだわりといえばそうなのでしょう。脳内のタスクを少しでも減らしたいとの意図もあったんじゃないかな、と思います。

でも、いくらノームコアが「普通」だからといって、全身を「普通」や「無難」系アイテムでまとめてしまうのは、ちょっとつまらないし、イケてない人になりやすいので注意が必要、だとか。
ワンポイントでノームコアのエッセンスを取り込むくらいがちょうど良いという説も。あまり気張らずに、自由に楽しもうとのことなのでしょうね。

ノームコアについては、ファッション業界でもいろいろな見解があるようですが、単なるファッションの枠を超えたライフスタイルというか、文化なのかなぁと言う気がします。そういう意味では、こちらの記事に、とてもわかりやすくまとまっていますので、興味のある方は読んでみてください。(以下一部引用)

「ファッションがその人の本質を決めるのではない」という哲学が彼らの根底にある。どんなに平凡な格好をしようが、普通にふるまおうが、自分は十分個性的でユニークな存在だと知っており、それをわざわざ他人にわかるように公表しなくてもよいと考えるのがノームコアなのだ。

この部分は、なるほどなぁ。と、膝を打ちました。

また、普通の服をさらりと着てサマになるためには、やはり肉体がしっかり鍛えられ、姿勢がきれいで、肌が健康的・・・などの要素も必要だと思います。同じものを着てもノームコア系になるか、モッサリ系になるか(笑)…着る人次第ですよね。

せっかくなので、ここはノームコアなMBTっていうのも選んでみましたよ。
迷わずこちら。「ナファシ」シリーズです。
廃盤になっていますが、ナファシ(メンズ、レディース)のブラックとホワイト(再販のリクエスト多し。実現まで少々お待ちください?)。
product_mbt_lwc116l_s.jpgproduct_mbt_lwc115l_s.jpg

ナファシストラップ(レディースのみ)のブラックとホワイトは現在も販売中。
product_mbt_lwc273l_s.jpgproduct_mbt_lwc272l_s.jpg

いずれも自分らしいスタイルを持つ人に選ばれる傾向にあります。MBT全般においても言えることで、靴自体が特別スタイリッシュってわけではなく、それをどう履くかがカギなのです。

 
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MBTに久々のユニセックスモデルが登場!

プロフェッショナル(仕事用の)ラインとして、ユニセックスモデルが2アイテム(各2色)登場しました。プロフェッショナルのための工夫がたくさん盛り込まれています。

MBTアフラプロフェ340(カラー:ホワイト)¥27,000(税抜)
MBTアフラプロフェ341(カラー:ブラック)¥27,000(税抜)
サイズ:EU36〜45 (22.3〜28.3cm)
アッパー素材:フルグレインレザー、メッシュ



シルエットもすっきりです。

・アッパー部分は耐水性レザー(完全防水ではありません)。
・ミッドソールの耐久性が改良されました。
・断熱性があり、静電気を防止するVIBRAM XSWorkアウトソールは、滑り止め効果と耐油性があります。

⇒飲食店や医療機関で働く方、長時間の立ち仕事をなさる方に最適です。

足へのやさしさを追求したシューズです。外反母趾などの足のトラブルを抱えている方にも。
素材が柔らかく、長時間履いてもストレスを感じません。どことなくMBTの初期モデル(2007年ごろまでの)に近いフィット感です。
無駄を排除したシンプルなデザインが、制服にもなじみやすいと喜ばれています。
もちろん街履きOKです。ウォーキングや通勤にも使えるし、耐水性を生かして雨の日用にするのも良いと思います。

シューズタイプの他にサボサンダルタイプもあります。遅くなりましたが、サボも店頭に入荷しました。
MBTフルアプロフェ338(カラー:ホワイト)¥27,000(税抜)
MBTフルアプロフェ339(カラー:ブラック)¥27,000(税抜)
サイズ:EU36〜45 (22.3〜28.3cm)
アッパー素材:フルグレインレザー




これがVIBRAM XSWorkアウトソール。

素材やソールなどの機能は、シューズタイプの「アフラプロフェ」と同じです。
以前あった「プロフェッション02」や「サパツ」などのサボをご愛用されていた方から、復活させて欲しいとの意見が多かったです。ナチュラル系のファッションにも合いますね。
かかとと甲のベルトは調節可能です。シューズタイプのようなフィット感はありませんが、開放感があります。履き心地のお好みで選んでください。

☆「アフラプロフェ」と「フルアプロフェ」…商品名が似すぎですよね。紛らわしくてすみません。お間違いの無いよう。。

当店がMBTを販売し始めた2006年ごろは、ユニセックスモデルしかありませんでした。完全にトレーニング器具で、お洒落の要素はゼロでしたが、好きでしたね。スニーカーは特にメンズもレディースも大差ないので、今後もっとユニセックスモデルが増えてくれると良いなぁ、と期待しています。
ちなみにMBTの商品名は、名称+数字の後にメンズは「M」、レディースは「W」がついています。ユニセックスモデルにはMもWも付きません。
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ロコムーブセミナーに向けて

予想以上にお申込みが多く、追加開催することになったロコムーブセミナー。
先日、株式会社ロコムーブの中嶋さんと高山さんにご来社いただき、セミナーの打ち合わせをしました。

申込みされているお客様のお悩みや傾向をお伝えするとともに、MBTも体験していただきました。(当日はMBTユーザーのお客様が圧倒的に多いので。私たちが日頃どういったレクチャーをしているのかもお伝え)
ロコムーブメソッドは、これまでアスリート向けのプログラムや、企業の福利厚生の一環として提供することが多かったそうで、一般向けのセミナーはとても貴重な機会になると思います。



写真は、タイタニックごっこ…ではなく、ロコムーブの「フェニックス」の動きを指導してくださっている中嶋さん(と私)。
手のひらの向きを少し変えただけで、うわー来たっ!という感じで、コツがよくつかめました。
セミナーの時にじっくり見ていただけますが、中嶋さんの体型、立ち姿、動作がとても美しいです。こんなにしなやかな人はあまり見たことがないです。

ところで、どうしてMBTを販売する仕事をしながら、ロコムーブを紹介したいと思ったのですか?と尋ねられました。
歩きやすい靴&歩きやすくなる運動という共通点はあるものの、確かにMBTと直接の関係がないと言えばないですよね。
当店のテーマである「一生自分の足で歩くために」に、きっと役立つと思ったことが、ひとつ。
それとたぶん、私自身が体験した時の感動の種類が似ているのです。(MBTとロコムーブ)

トレーニングでありながら、「快」の刺激を感じることができます。
ツライだけのものは続きませんから。
「どうしてこんなに身体が硬いんだろう」とか「どうして老化するんだろう」とか、人はみんな自分の身体に不満を持ってしまいがちです。しかし、本来私たちの身体は、頭で考えるよりよっぽど賢いです。ふさわしい環境を与えて、ちょっと背中を押してあげるだけで、オートメーションで素晴らしい仕事をしてくれる(勝手に動いてくれる)のです。
そういう希望を持っていたいと思います。なんか、えらそうなことを言いますが、中嶋さんのメソッドもおそらく同じ視点で考えていらっしゃるのでは…と思ったのが、勝手に感じた共通点かもしれません。
「この筋肉が弱いから、ウェイトトレーニングをして鍛える」といった種類のトレーニングとは、まったく別物だと思っています。

先にお知らせしました通り、セミナーは4/11(土)に加え、4/26(日)に追加で開催します。
今度こそ、希望の方に全員参加していただけると嬉しいです。

 
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ロコムーブ実践セミナー追加開催4/26

お待たせいたしました。
4/11(土)開催のロコムーブセミナー にキャンセル待ちいただいている方が多いため、日程を追加し開催することになりました。
日時以外は、前回のお知らせと同じ内容になりますが、改めてご案内させていただきます。
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4/26ロコムーブ実践セミナー

【日時】
2015年4月26日(日)10:00〜12:00
※10分前までに会場にお集まりください。

【場所】
恵比寿駅より徒歩10分
お申込みの方に詳細をお知らせします。

【定員】30名
4/2追記:残席1/3ほどになりました
4/10追記:残席ごくわずかになりました
4/18追記:定員に達しました。キャンセル待ちを承ります。

 

【講師プロフィール】
中嶋 輝彦
法政大学を卒業後、アスリート向けトレーニング施設に勤務。その後独立し、アスリートの競技力向上から高齢者のリハビリまで貢献するロコムーブメソッドを開発。敦賀市教育委員会より優秀指導者に選抜。今春には、女性向けの書籍を出版する予定。

【内容・対象】
最初に、簡単なアンケート用紙をお配りし、今のカラダの悩みや課題をお聞きします。
身体の現状を踏まえた上で、ロコムーブが解決できるポイントをスライドと映像を使いながら解説していきます。

普段、運動をしていない方でも、その場で実践でき、効果を体感できます。
骨格のバランスが変わることで、これまでよりも歩きやすく、走りやすい身体づくりを実現します。

どなたでもご参加いただけます。

〜こんな方におすすめです〜
・肩こり、首こり、腰痛などにお悩みの方
・運動したいが長続きしない方
・スポーツのパフォーマンスを上げたい、怪我を防ぎたい方
・メリハリのあるボディラインと、美しい姿勢を手に入れたい方

【参加費用】
3,000円
当日現金にてお支払い下さい。

ご希望の方には、会場にて書籍をお求めいただけます。
動ける身体を一瞬で手に入れる本』(青春出版社/中嶋輝彦著/1,337円)
全国の書店、Amazonでも好評販売中!

【持ち物】
・動きやすい服装(パンツスタイル、万歳の形がとれるような着衣)でお越し下さい。
会場での着替えも可能です。
・タオル(汗拭き)
・飲み物

★ロコムーブを行う際は、MBTは脱いでいただきます。底のフラットな靴は履いたままでOKです。
靴下や裸足で構いませんが、会場は下足用のフローリングとなりますので、多少汚れることを前提にご準備をお願いします。

【お問い合わせ・お申込み】
MBTウォーキングショップ恵比寿コア(有限会社コアギャラリー)
●メール info(あっと)coregallery.jp
→あっとを半角@に変えて送信してください。
●電話 03-5475-2090

※(株)ロコムーブと(有)コアギャラリーの共催セミナーとなります。

メールは、件名に「4/26ロコムーブ実践セミナー」とお書きの上、
(1)お名前(2名以上の場合、全員分のお名前)
(2)当日の連絡先電話番号
(3)知りたいことやご要望がありましたらお書きください。
をお知らせ下さい。

定員を上回った場合は、キャンセル待ちとさせていただきます。
お申し込みをお待ちしております!

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BORN TO RUN 〜走るために生まれた〜レビュー(後半)

前半からのつづきー

『BORN TO RUN』の発売により急激に「ベアフット(=裸足の)・ランニング」文化が広がり、ランニング業界での走り方の根本が変化したと言われています。

確かにこのころから、ヒールストライク(かかと着地)ではなく、ミッドフット(中足部)またはフォアフット(前足部)で着地する走法が紹介されるようになり、それ用のシューズもどんどん開発されてきました。
ただ「着地をどこからするか」が重要なのではなく、姿勢が上向きに保たれていて、腰(身体)の下での地面をなでるような着地が出来ていると、身体の軸が安定して安全に走れる、ということに気づく人が増えたのです。

(以下引用部分はすべて要約)
身体はショックを受けないと、柔軟にならない。毎日同じことを繰り返していると、筋骨格系はすぐに適応の仕方を割り出し、自動操縦に切り替える。反対に、予測できないような様々な路面を、歩いたり、全力疾走したり、という多様な運動が、多数の神経と筋肉を刺激する。タラウマラ族にとっては、それが日常である。長い距離を走る以前に身体が強化されているのである。


この部分が、一番の真髄だと思います。
走ることに限らず、歩くことにも当てはまります。

さらに、肉体の驚異的な若さと強さを誇るタラウマラ族の生活に密着し、

食事に関しても、少なく食べる、よりよく食べる(肉や加工された炭水化物ではなく、果物と野菜中心の食生活。ピント豆、カボチャ類、チリペパー、野草、ピノーレ、それと大量のチア…といったものを食べている)。
自家製ビールにいたっては、われわれの知っているビールがただの砂糖水だとすれば、タラウマラ族のビールは全粒粉のスムージーのように豊かな栄養源である。


と紹介されています。かつ、人柄は総じて温厚で平和を好む民族である、とも。
とても興味深い部分です。

では、タラウマラ族やウルトラランナーのような、ごく一部の人だけが走ることを得意としているのでしょうか?
他の人たちはどうなのでしょう。こんな風に書かれています。

人間は走るために生まれた??
脊椎動物の全歴史を通じて、二本足で走る、尾のない動物は人間しかいない。項靭帯は、動物が早く動く時に頭を安定させる動きしかないため、歩く動物には必要ない。
豚には項靭帯はなく、あるのは、馬や犬、そして人間。
また、大きな尻も必要なのは走る時だけだ。
アキレス腱のゴムバンドのように伸縮する動きは、エネルギーをたくわえ、遠くへ飛ばすためにある。
つまり、早く進むではなく、遠くへ行くためのもの。ロコモーション(移動)のために備わったもの。
また、人間は皮膚がむき出しの汗をかく動物である。チーターは、走って体温が40.5度に達すると、足を止め、それ以上走ろうとしなくなる。一流のマラソン選手のように毎秒6メートルの速さで、何時間もジョグできる動物は他にいないのである。

人間の身体は、明らかに長距離を走り続けるために設計されている。


続いて、

2004年ニューヨークシティマラソンの結果を調べて、年齢別タイムを比較してわかったこと。
19歳を振り出しとして、ランナーたちは毎年早くなり、27際でピークに達する。27歳を過ぎると、タイムは落ち始める。では、19歳の時と同じスピードに戻るのは何歳のときか?
答えは64歳!
タイムが向上するスピードと衰えるスピードにこれほど差異があるのだ。それを考えると、人間は持久走が得意なばかりか、きわめて長期間にわたって得意でいられる。
年をとるから走るのをやめるのではなく、走るのをやめるから年をとるのだ。
脳は常にコスト削減や効率を生み出し、同時に肉体の耐久性を衰えさせつつある。
西洋における主な死因―心臓病、脳卒中、糖尿病、うつ病、高血圧症、十数種類の癌―のほとんどをわれわれの祖先は知らなかった。医学もなかったが、ひとつ特効薬があった。それは、「脚を動かすこと」。


ここまで読むと、タラウマラ族の驚異的な持久力や、世界中のウルトラランナー(ウルトラマラソン競技に挑戦する人)たちのことも現実として理解できます。
ちなみに、ウルトラマラソンとは、どんなものかご存じのない人のために例を挙げると、

例えばレッドヴィル・トレイル100というレース。
距離は100マイルなのでフルマラソンをほぼ4回分、その半分は暗闇の中で、途中に800メートルの登山が2回ある。スタートラインの標高は3000メートルほどで、さらにそこから登っていく。制限時間は30時間。
という、とてつもなく過酷なもの。

現代的な生活をしていると、必要に迫られて長距離を走ることはまずないし、ウルトラマラソンや山岳耐久レースなんて一部のドMな趣味の人のやることかと思っていました。
レース(競争)は抜きにしても、走ることで得られるトリップ(陶酔状態)というのは本当にあるのだと思います。
常識や想像を超えると、そこには別世界が待っているのかもしれません。

走ることは自由でいること。

と、この本は結論付けているような気がします。
そうだとすると、走らない理由はないのではないか?と思えてきます。

BORN TO RUN.
身体を動かすことや、健康に興味がある方には、是非読んでみて欲しい本です。
 
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BORN TO RUN 〜走るために生まれた〜レビュー(前半)


ボディワーク仲間の間で話題になっていた本『BORN TO RUN』(クリストファー・マクドゥーガル著/NHK出版)を読みました。
読み応えのある本でした。

ランニング愛好家のためのものかと思って読み出しましたが、そうでもなかったです。結構ニューエイジな内容となっています。
「スポーツとして」というより、「生きる方法として」の、走ることを書いています。
そして、噂通り走りたくなる本です。トレイルを走りたい!

内容は、

・メキシコの山岳地帯を彷徨うカバーヨ・ブランコ(白馬)と呼ばれる幻を探し、世界で最も偉大な長距離ランナー「タマウマラ族」の秘密を解く。
・多くのランニングシューズが悪影響を及ぼしていること、人間の身体が走るためにできていることを、バイオメカニクスや人類学など科学的な説明をまじえて解き明かす。
・タラウマラ族と7人のアメリカ人ウルトラマラソンランナーたちがメキシコの峡谷で激突するレースの話。

この3つの物語が融合してひとつの本になっています。

物語といってもほぼ(ぜんぶかな?)実話です。書かれたのがつい最近(アメリカで2009年に発売)のため、今でも活躍する有名なウルトラランナーが登場したり、ランニングシューズ市場の現実などもほぼリアルタイムで理解できるのが、面白さの理由だと思います。
私はやはり、ランニングやランニングシューズによる身体の故障がどうやって起きるのか?という部分に一番興味を持っていました。

この本に書かれている衝撃の事実の数々。。まとめてみました。
(いずれも、大学などの研究機関によるデータが添えられている)

★最高のシューズは最悪である
保護機能(高いクッション性、プロネーション矯正など)がついた高価なランニングシューズを履くものは、安価な(40ドル未満の)シューズを履くランナーよりもけがをする頻度が著しく大きい。
なんとも皮肉な話。

★足はこき使われるのが好き
シューズがすり減ってクッション材が薄くなると、ランナーは足をコントロールしやすくなる。
体操選手を対象にしたテストでも、着地用のマットが厚いほど、選手は強く突き刺すように着地することがわかった。
何種類かの靴で走ってテストすると、衝撃力は裸足が最小で、クッション機能が大きいシューズを履いた時が最大だった。ランニングフォームも同様に推移し、靴を変えると本能的に足の下ろし方を変えていた。

★人間は靴なしで走るようにできている
足の土踏まず(アーチ)ほど優れた構造は、歴史上見当たらない。圧力をかけられると強さを増すのだから、アーチの下に支えをつけてしまえば、構造全体を弱めることになる。(=つまりシューズのアーチサポートは足の力を弱らせる)
シューズを履くのは、足にギプスをはめるようなものだ。シューズが仕事をすれば、腱は硬くなり、筋肉はしなびる。足は戦いを生きがいとし、プレッシャーのもとで強くなる。
裸足で歩く者は、地面について、地面と自分の関係について絶えず情報を受け取る。一方、靴を履いた足は変わらぬ環境の中で眠るばかりだ。
けがの予防法のひとつとして、週三回、裸足で濡れた草の上を走ることなどを推奨。

これらの主張を裏付けるような、メキシコの山岳民族タラウマラ族の驚異的なタフさ。
彼らは、小さいころから靴を履く習慣がなく、裸足もしくは簡素なつくりのサンダルのようなもので、生活のために長距離を歩く日常を過ごしている。100km近く走ってもほとんど疲れを見せない。
「フルマラソン42.195kmでは短すぎて実力が発揮できない」って、冗談みたいな本当の話なのだそう。

大事なことを忘れないようにしたいのですが、生活環境がかなり違うということがあります。
タラウマラ族はもちろんアスファルトではなく、起伏に富んだトレイル(山道)を歩き、走る生活であり、生まれながらにして足で長距離を移動することが当たり前に暮らしています。
われわれ現代人が、走法を安易に真似しても怪我をしないとは言い切れません。

そして、世の中には医学的にも色々な考え方が存在し、「人間の身体がそもそも歩いたり走ったりするように設計されていない」とする意見があることも紹介されています。
足を酷使するなら、手術や矯正器具のお世話になるのが当たり前、とする説。
一方で、そのように足を保護することをやめ、裸足で走ることで痛みから解放された例がたくさん紹介されています。
アメリカでも多発するランニング障害(足底筋膜炎や腰痛)についても。

後半につづくー
 
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MBT2015SSイメージ画像

店内に吊るしているイメージ画像が、まだファー付のブーツでした。
さすがに暑苦しくなってきたので、春夏のイメージに模様替えします。

今回MBTインターナショナルから配布されている2015SS COLLECTIONのイメージはこちら。(他にもあるんですが、日本未採用モデルが写っていたりすると大変面倒くさいことになるので^^;、それらは使用していません)


サブラトレイル361M(チャコールグレー)、リーシャトレイル336W(ベイビーピンク)


アフィヤアスレ5 333W(フューシャピンク)、シンバアスレ5 358M(ブルー)


MBT1996 318M(レッド)、MBT1996 320W(ブルー)

どちらの商品も店頭に入荷済みです。

今シーズンの製品デザインは、「夏の風」「グラマラス・シック」「インパルス・ムーブメント(いますぐ外へ飛び出して、歩きたくなる衝動)」の3つの要素からインスパイアされているそう。

全身コーディネイトの参考にしてみてください〜
 
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イベント予告(ハザマ塾)

昨年11月に開催したMBTセミナー『ハザマ塾』
MBTを正しく効果的に使うためのセミナーになります。講師はMBTアカデミーの間さんです。
MBTを履く上で、足はどのようにあるべきか、どのように動くべきか、頭と身体で理解しておくことがとても大切です。

11月の続きを開催して欲しいとのリクエストが多く、5月連休明けから、3回シリーズで開催することになりました。テーマ別に3回で完結する内容のため、3回とも参加していただくことになります。

1回目 5/17(日)AM(PMの部も開催予定)
2回目 5月下旬の土or日(仮)
3回目 6月中旬の土or日(仮)

料金:3回で3,000〜5,000円前後

場所:恵比寿

今のところ決まっているのは、上記の事項です。
4/15ごろまでにはすべての日程と詳細を決定してお知らせいたしますね。※募集開始はそれからです。
いつもスケジュールが間際での募集になってしまうので、取り急ぎ決まった部分のみお知らせしました。予定だけ空けておいてくださいませ。

一昨日は市島と私で、間さんのトレーニングを受けてきました。
私たちがレベルアップしないと、ハザマ塾のフォローの手が足りない、というわけで。
足部をメインにしたトレーニング(ハムストリングも少し)でしたが、帰るころには全身に異変が・・・
その後も眠くて眠くて。翌朝まで眠さを引きずっていました。このありえない眠さといったら、例え様がありません。
足(と全身の筋肉)がアクティベートした証拠です。やっぱり普段身体を使いきれていないんだな…とわかります。
裸足で走り回ってでもいない限り難しいですね。MBTを履いていても、身体は勝手に楽をしようとしますから。

間さんから、またサイズを上げるようにとか言われるのか?とビクビクしていましたが、タオルギャザー毎日の宿題だけ出されて終わりました。特訓しなければ!

 
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MBTエムジャンボ5



MBTらしくないスニーカーといえば、エムジャンボ。見た目はもはや普通のおしゃれスニーカーです。

MBTエムジャンボ5 313W(カラー:ターキーブルー)¥33,000(税抜)
サイズ:EU36〜39(22.3〜24.3cm)
アッパー素材:キッドスウェード



アウトソールもセンス良いので、あえて載せます。

アッパーのベース部分は、柔らかく毛足の短いスウェード。(生地に見えますけれど、実はスウェード、さらに絞り染め風のプリントを施した凝ったつくり)
つま先は真っ白のパテントレザー。
柄物ですが、ツートーンでまとめてあるので、意外と洋服とも馴染みやすいです。

エムジャンボの履き心地は人によって好みが分かれます。わりとフラットに感じるのが特徴です。(個人的には大好き)
フラットな分、見た目もすっきりです。
初心者向けに見えて、実はヘビーユーザーの方にこそおすすめしたいモデルです。履いていただくと分かります。

こんなに素敵なのに…
サイズがEU39までで残念!
サイズがEU39までで残念!!
大事なことは2度繰り返す(笑)

サイズの合う方、ぜひどうぞ。

【2015.04.09追記】
他に、スウェードでなくデニム地のエムジャンボ5も入荷しました。

MBTエムジャンボ5 315W(カラー:デニムブラック)¥26,000(税抜)
サイズ:EU36〜39(22.3〜24.3cm)
アッパー素材:キャンバス、レザー


つま先はヌバックレザーになっています。
ムラ染めのブラックデニムを使ったカジュアルシューズ。
シンプルなファッションに合わせると、映えると思います。
アッパーがブラックで、ソールがホワイトのバイカラーシューズは、2015SSシーズンのトレンドど真ん中ですね。
 
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MBTリーシャトレイル

レディースのスポーツにも新シリーズが登場しました!リーシャトレイル、全3色です。

■MBTリーシャトレイル335W(カラー:グレー)¥25,000(税抜)
サイズ:EU35〜40(21.7〜25.0cm)


女子人気No.1の配色です。グレー×ピンク×ホワイト。

■MBTリーシャトレイル336W(カラー:ベイビーピンク)¥25,000(税抜)
サイズ:EU35〜40(21.7〜25.0cm)


カラー名はベイビーピンクとなっていますが、かなり濃いピンク。

■MBTリーシャトレイル337W(カラー:ブラック)¥25,000(税抜)
サイズ:EU35〜41(21.7〜25.7cm)


ブラックは、スポーティな中にもモードな雰囲気が漂います。(ア●ィ●ス×ス●ラ・マッ●ー●ニーみたいだな…と思いました)
サイズは嬉しいEU41まで!

おなじくスポーツモデルの「アフィヤアスレ5」よりも、よりスポーティなイメージのスニーカーです。
実際の用途は同じですので、ウォーキングやジョギングに使ったり、おしゃれスニーカーとして街履きしてもOK。

スニーカーは、コーディネイトなど気にせずに直感で「この色好き!」というものを選ぶと良いと思います。1~2シーズンでどんどんアイテムが入れ替わっていくので、欲しいデザインがあった時は迷わず手に入れていただきたいです。
 
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